出光興産は、出光CVCを通じて米国のThea Energyに出資したと発表した。Thea Energyは、独自のステラレーター装置によりフュージョン(核融合)発電の商業化に取り組むスタートアップだ。
出光は、今回の出資について、核融合に関する技術動向や事業化の知見を早期から蓄積することが目的だとしている。核融合は、将来の持続可能なエネルギー供給を支える技術として期待されている。
発表では、核融合のエネルギーを、合成燃料、アンモニア、水素の製造や、産業プロセスへの熱利用に活用できる可能性にも触れている。日本政府も、2030年代に官民連携で発電実証を目指す方針を掲げている。
出光は、核融合を将来の発電技術として見るだけでなく、合成燃料や水素・アンモニア製造に使う熱源としても見ている。石油元売りが核融合スタートアップへ出資する動きは、燃料事業の知見を次世代エネルギーへ広げる取り組みになる。