高市首相は4月24日の中東情勢関係閣僚会議で、5月の原油調達について、前年実績の約6割を米国などからの代替輸入で確保できる見通しを示した。ホルムズ海峡を通らないルートを優先する対応だ。
政府説明では、日本は2025年に月平均で日量236万バレルの原油を輸入していた。5月分の過半を代替調達で確保し、足りない分は国家備蓄の放出で補う構えになっている。
代替輸入は供給途絶を避ける手段だが、輸送距離、船腹、価格、油種の違いがコストに影響する。6月以降も調達先の多角化を進めるよう、首相は閣僚に指示した。
前年実績比で約6割を代替輸入で埋めるという説明は、残りをすべて通常輸入できるという意味ではない。政府は不足分に備えて国家備蓄の放出も組み合わせる前提で調達計画を組んでいる。