中東危機でナフサ供給が減れば石化工場の稼働低下→ガス需要減という逆方向の影響も。大阪ガス・東京ガスの経営陣が懸念を表明しています。
ニュース一覧へ →ロイターが3月25日に報じたところによると、大阪ガスや東京ガスの経営陣は、中東危機が長引いてナフサ供給が細れば、石化工場などの稼働が落ち、その結果として都市ガス販売量が減る可能性があるとみています。報道では、プラスチックや樹脂の原料不足が製造業の生産調整につながれば、工場向けガス需要にも影響しうるとされています。同じ報道では、2025年の日本のLNG輸入量は前年より1.4%減少し、原子力の再稼働や再エネ拡大が進んでいたことも触れられています。3月22日時点の日本の電力・ガス会社のLNG在庫は239万トンで、2026年では最も高い水準とされています。
このニュースのポイントは、エネルギー危機の影響が、需要を押し上げる方向だけではないことです。燃料高や原料不足が産業活動を冷やすと、ガスや電力の需要が落ちる可能性もあり、需給見通しを考えるときには、調達面と消費面の両方を見ておく必要があります。
中東危機でナフサ供給が減れば石化工場の稼働低下→ガス需要減という逆方向の影響も。大阪ガス・東京ガスの経営陣が懸念を表明しています。