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脱炭素燃料

三菱重工など、製鉄所の高炉ガスからCO₂を90%以上回収 4,500時間超の実証完了

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ひとことで

三菱重工業、アルセロール・ミタル、BHP、Mitsubishi Developmentは10月28日、ベルギーのゲント製鉄所で、高炉ガスから二酸化炭素(CO₂)を回収する実証試験の第1段階を完了したと発表した。累計4,500時間を超える運転試験で、対象ガスに含まれるCO₂の回収率90%以上を達成した。

高炉は、鉄鉱石から鉄を取り出す設備。試験では三菱重工と関西電力が共同開発した「Advanced KM CDR Process」を使い、粉じんや硫黄化合物などが混じるガスでも、CO₂回収技術を適用できることを確かめた。得られたデータを商用設備の設計や導入評価に使う。

試験結果に基づく評価では、この技術を燃焼前の高炉ガスに商用規模で適用した場合、熱延鋼材という鉄鋼製品の、製品当たりのCO₂排出量を最大24%減らせる可能性が示された。原料採掘から製品出荷までを対象に、世界鉄鋼協会の手法で算定した推定値となる。

高炉ガスにはCO₂のほか、一酸化炭素(CO)も含まれる。CO₂を回収した後のガスは製鉄所内で発電や熱供給に利用され、残ったCOが燃えるとCO₂が発生する。このため、回収率と製品全体の排出削減率は、対象と計算範囲を確かめて読む必要がある。

第2段階では、鉄を薄く延ばす前に加熱する「圧延再加熱炉」の排ガスを対象にする。ガスの成分がより大きく変わる条件で、回収性能を評価する計画だ。

編集:TERA WHAT編集部

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