ひとことで
日本原子力発電は8月28日、東海第二発電所の安全性向上対策工事の終了時期が2年程度遅れ、2028年度下期になる見通しだと公表した。8月27日の第1430回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合で、防潮堤(鋼製防護壁)の設計変更について同社の説明が概ね妥当と示されたことを受け、これまでの審査で説明した設計・施工条件をもとに工事工程への影響を検討した結果である。
8月27日の審査会合で同社が説明したのは、防潮堤(鋼製防護壁)の設計変更について、これまで実施してきた耐震・耐津波評価および地中連続壁部の残置影響評価に関し、考慮すべき条件を網羅的に確認した結果である。会合では、設計変更に係る同社の説明が概ね妥当であることが示された。
防潮堤をめぐっては、鋼製防護壁の設計を変更する設計及び工事の計画の変更認可申請が審査の対象となっている。同社は今後、この変更認可申請に係る補正書の提出に向けて準備を進めるとした。
工事の終了時期について同社は、これまでの審査で説明した設計・施工条件をもとに工事工程への影響を検討した結果、安全性向上対策工事の終了は2年程度遅れて2028年度下期になると見通している。具体的な工事終了時期は、原子炉設置変更許可に係る工事計画変更の届出時に改めて知らせる予定である。
同社は「今後も原子力規制委員会の審査に真摯に対応するとともに、安全性向上対策工事を安全第一で進め、地域の皆さまのご理解を得られるよう説明を尽くしてまいります」としている。東海第二は2018年に設置変更許可と運転期間延長認可を受けており、再稼働には安全性向上対策工事の完了と地元の理解が前提となる。
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編集:TERA WHAT編集部