環境省は、再生可能エネルギー由来水素の供給費用を下げる実証事業として、スパークス・グリーンエナジー&テクノロジーの北海道での提案を採択した。2026年4月6日から30日まで公募し、採択は1件だった。
事業名は「北海道を世界の水素アイランドへ、輸送貯蔵一体型のマルチ圧力帯水素供給モデル実証事業」。水素を製造してから利用場所へ届けるまでを一つの供給網として扱い、貯蔵と輸送の組み合わせを検証する。用途に応じて異なる圧力帯を使い分ける構成が事業名に示されている。
環境省の実証制度は、地域の再エネで水素を作る設備と、水素を使う機器の導入を組み合わせ、需要量を増やしたときの費用低減を確かめるものだ。検証範囲には製造設備、貯蔵容器、輸送方法が含まれ、供給網のどこに費用がかかるかを調べる。
今回の公表資料には、実証場所の市町村、製造する水素量、輸送先、設備容量、事業期間は記載されていない。今後の事業計画や実証結果では、圧力帯ごとの輸送・貯蔵方法と、従来の供給方法に比べた費用が確認項目となる。