2026.06.28 原子力 / 国際 / 制度

フランス、地下500メートルで核のごみ処分計画 原発再興の課題に

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フランス東部のムーズ県とオートマルヌ県にまたがる地域で、高レベル放射性廃棄物などを地下へ処分する「Cigeo(シジェオ)」計画が進んでいる。予定地の近くにあるビュール地下研究所では、処分施設の設計と安全評価に必要な試験を続けている。

処分対象は、高レベル放射性廃棄物と長寿命の中レベル放射性廃棄物だ。フランスの放射性廃棄物管理機関Andraは、地下約500メートルにある厚さ約150メートルの粘土層へ処分施設を設ける計画を示している。粘土層は水を通しにくく、放射性物質の移動を遅らせる性質がある。

朝日新聞によると、地下研究所には全長約3キロの坑道があり、構内へ入れる人数は最大70人に制限されている。この研究所は試験を行う施設で、放射性廃棄物を受け入れる処分場そのものではない。実際の処分施設は、許認可を経て別に建設される。

Cigeoは、操業中も廃棄物を回収できる可逆性を持たせ、段階的に建設と受け入れを進める設計となっている。Andraは2023年に設置許可を申請しており、フランス原子力安全・放射線防護当局などによる審査が続く。審査では、建設中と操業中の安全、閉鎖後に長期間保たれる隔離性能が確認される。