北海道電力株式会社
2026年3月期(連結)決算解説
決算の要点
北海道電力 2026年3月期決算の見方
北海道電力の2026年3月期は、純利益440億円を確保したものの、前期に計上した核燃料売却益の反動で最終利益は減少しました。一方で、燃料費等調整の期ずれ差益や水力発電の増加、送配電・建設事業の増益が本業を支えています。
| 指標 | 2026年3月期 | 前期比・補足 |
|---|---|---|
| 売上高 | 8,560億円 | 5.1%減 |
| 経常利益 | 613億円 | 4.2%減 |
| 当期純利益 | 440億円 | 31.5%減。前期の核燃料売却益の反動 |
| 水力出水率 | 103.6% | 水力発電量は21.9%増 |
| 設備投資 | 2,176億円 | 石狩湾新港・脱炭素関連を含む |
| 自己資本比率 | 18.5% | 1.0ポイント上昇 |
純利益の減少は前期の特別利益の反動
当期純利益は前期比31.5%減の440億円でした。前期に計上した核燃料の売却益がなくなった影響が大きく、経常利益の減少率は4.2%にとどまっています。
水力発電量が21.9%増加
水力の出水率は103.6%となり、水力発電量は前期から21.9%増えました。自社の水力が増えると、卸市場や火力から調達する電力量を抑えられます。燃料費等調整の期ずれ差益、送配電・建設事業の増益も経常利益を支えました。
設備投資と翌期の期ずれ差損
設備投資は2,176億円で、石狩湾新港発電所や脱炭素関連の案件を含みます。有利子負債が増える中、自己資本比率は18.5%へ1.0ポイント上昇しました。2027年3月期は期ずれ差益が差損へ転じる想定で、経常利益を300億円と予想しています。
出典:北海道電力「決算・財務情報」(2026年4月28日公表資料)