カタールの輸出設備被害とホルムズ海峡遮断で2026年の世界LNG供給見通しが大幅下方修正。スポット価格JKMは3月上旬に25ドル近くまで急騰しました。
ニュース一覧へ →ロイターが3月26日に報じたところによると、イラン情勢の悪化とカタールの輸出設備被害、ホルムズ海峡の遮断によって、2026年の世界LNG供給見通しは大きく下方修正されています。報道では、もともと見込まれていた供給増の一部が失われ、カタールの輸出減少だけで2026年に3300万トン規模となる可能性があるとされています。米EIAは、ホルムズ海峡を2024年に世界のLNG取引量の約20%が通過したとしており、世界のLNG市場にとって同海峡が重要なボトルネックであることを示しています。JOGMECも2026年3月の資料で、北東アジア向けスポットLNG価格JKMが2月末の10ドル台後半から3月上旬には25ドル前後まで上昇し、その後も20ドル台前半から後半で推移したと整理しています。
このニュースのポイントは、今回の混乱が一時的な値上がりではなく、アジア全体の燃料調達計画や発電構成に長めの影響を残しうることです。日本は価格耐性が比較的高いと見られていますが、LNG価格の高止まりが続けば、火力発電コスト、燃料調達戦略、再稼働済み原発の位置づけまで含めて見直し圧力が強まりやすくなります。
カタールの輸出設備被害とホルムズ海峡遮断で2026年の世界LNG供給見通しが大幅下方修正。スポット価格JKMは3月上旬に25ドル近くまで急騰しました。