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ニュース|2026年3月28日

北陸電力、福井火力発電所三国1号機を2028年3月末までに廃止へ 老朽化と燃料調達環境の悪化を理由に

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北陸電力は3月24日、福井火力発電所三国1号機を2028年3月31日までに廃止すると発表しました。同社によると、三国1号機は1978年9月運転開始、定格出力25万kW、燃料は重油で、長年にわたり安定供給を支えてきた一方、設備の老朽化や燃料調達環境の悪化により長期的な稼働が難しくなっていたと説明しています。

今回のニュースの見どころは、単なる設備更新ではなく、既存火力の維持が以前より難しくなっている現実がはっきり出ている点です。北陸電力は、供給力の維持、需給動向、環境影響などの観点から総合的に評価した結果として廃止を決めたとしています。また、この決定に伴い、固定資産に係る減損損失を85億円程度特別損失として計上することを踏まえ、2025年度の親会社株主に帰属する当期純利益予想を620億円から530億円へ下方修正しました。電源の廃止が、供給面だけでなく収益面にも影響することが示された発表です。